図解入門よくわかる最新ソフトウェア開発の基本 (How-nual図解入門Visual Guide Book) 単行本 – 2011/8/30 谷口 功 (著)
ソフトウェア開発はビル建設に例えれる。しかし見えない分より難しい。
こんな建物がいいという要望を要件に落とし込み定義する。それを基に外部設計して・・・やはり「要件定義」ここがダメだと、下流で優れた技術を駆使しても委託者の要望にかみ合わずに失敗となる。失敗作を作ろうとして技術、時間を費やすプログラマーはいないかと・・・
熟練プロジェクトマネージャー(PM)の書いた本。矢面に立つ精神的負荷が重い交渉。人間力が試される。無理な事は無理と伝えるプロの姿勢。リーダーシップ。
要求を出す側はその要求がプロジェクト全体にどのような影響を与えるのかといった視点を持っていないのが通常。これは開発後半における追加要件の要求かな?
見積もりは工数を見積もって、そこから費用とスケジュールを組み立てるのが鉄則。やることを細分化して積み上げ方式で見積もる。
契約書は、プロジェクトを進める際の責任や義務について記載する重要な書類。トラブルが発生した際に最終的に法的な責任を問われるのは契約書の記載による。
請負契約・・・成果物に何を書くかでプロジェクトの負担が大きく変わる。検収の定義、最終工程が終わり検収で法的に完了となり、後は契約不適合責任と保守契約に移行する。
事故(インシデント)が起こった時にベイダーの執務室への立ち入り条項。この条項は、双方話し合いのうえ、慎重な取り決めが必要。
この本でも要件定義の重要性を主張している。「伝える」というのはいろいろ工夫が必要。自分のイメージを図にしたりする 「顧客が本当に必要だったもの」という絵にあるように、自分の頭のイメージを相手の頭に同じイメージを伝えるのが、いかにたいへんか、そう割り切って工夫と熱意をもって伝えていくしかないと思う。
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